ベンチプレスの重量設定は何kgがベスト?初心者のための適切な負荷の選び方

ベンチプレスの重量はどう決める?初心者が迷いやすいポイント

ベンチプレスを始めたばかりの初心者がまず悩むのが、「何kgから始めればいいの?」という重量設定の問題です。

重すぎればケガのリスクが高まり、軽すぎれば十分な効果が得られません。

この記事では、初心者が安全かつ効果的にスタートするための「適切な重量の選び方」を詳しく解説します。


最初の目安:10回ギリギリできる重量(=10RM)からスタートしよう

筋トレ初心者は、まず「10回程度ギリギリこなせる重量」から始めるのが基本です。

【目安】
ベンチプレス初心者 → 自体重の40〜60%の重さがスタートライン
(例:体重60kgの人 → 25〜35kg程度)

最初は「軽すぎるかな?」と思っても、正しいフォームを習得することが最優先。土台がしっかりしていれば、あとからいくらでも重量は伸ばせます。


目的別|ベンチプレス重量の選び方早見表

トレーニング目的目安重量(1RM比)回数目安
筋力アップ80〜90%3〜5回
筋肥大65〜75%8〜12回
筋持久力50〜60%15回以上

初心者はまず「筋肥大」を狙う重量(1RMの65〜75%)からスタートするのがおすすめ。筋肉を大きくすることが、のちの筋力アップにもつながります。


10回できる重さから1RM(最大重量)を推定する方法

「1RMってどうやって測るの?」と思った方も安心してください。

限界まで1回だけ挙げるのは危険なので、以下のように「回数から推定」する方法が安全で便利です。

【1RM 推定式】
1RM ≒ 使用重量 ×(1 + 回数 ÷ 30)

《例》
40kgを10回挙げられた場合
→ 40 ×(1 + 10 ÷ 30)= 約53.3kg(1RMの目安)

この計算式を使えば、おおよその最大筋力を把握できます。


初心者にありがちなNGな重量設定3つ

  1. 他人の重量を真似してしまう
     体格や経験値は人それぞれ。無理して合わせるとケガのリスクが高まります。
  2. 毎回マックスに挑戦してしまう
     限界重量を狙うトレーニングばかりだとフォームが崩れやすく、疲労もたまります。
  3. 軽すぎてトレーニングにならない
     回数だけ増やしても、筋肉に十分な刺激が入らなければ効果は薄くなります。

女性の場合はどれくらいが適切?

女性のベンチプレス初心者の場合、15〜30kgあたりがスタートの目安です。

体重や運動経験にもよりますが、最初は「バーのみ(20kg)」から始めてフォームの確認を重視しましょう。

「しっかり胸の筋肉に効かせられるか?」を基準に、無理なく重量を上げていけばOKです。


まとめ|重量設定は「無理なく効かせられるか」がカギ

  • 初心者は10回できるギリギリの重量から始めよう
  • 目的に合わせて重量と回数を調整するのがトレーニング成功のポイント
  • 他人と比べず、自分に合った負荷でフォーム重視が大切

焦らず、少しずつ負荷を上げていくことで、正しいフォーム・効率的な成長・安全性が確保できます。

「今の自分に合った重量で、継続していけるか」を大切にしましょう!


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